退院と細胞診の結果報告

2022.3.9

本日、無事退院しました。入院生活は2.27から、11日間。

退院日は、先生から家族へ話がしたいそうで、家族一人来てくださいと言われていたので、

妻に来てもらいました。

そして先生から最初にまさかの一言。

脳外科の先生
脳外科の先生

細胞診の結果が出たので、それについても今日お話します。

たくみご
たくみご

ええ!細胞診の結果が聞けるのはは3.23(水)と聞いていましたが、もう出たんですか!!

通常、細胞診の結果が出るには2週間ほどかかると聞いており、手術をしたのが3.1、退院が3.9なので、明らかに間に合わないと思っていた。突然の出来事だったので、さすがに検査結果を聞く心の準備もないまま、結果を聞く運びとなった。

脳外科の先生
脳外科の先生

はい、退院には間に合わないと思っていましたが、今朝結果が届いていました。

松果体部胚細胞性腫瘍(ジャーミノーマ)という良性の腫瘍でした。

この腫瘍はアジア人に多い腫瘍で、若い男性に多いのが特徴です。そのため、この治療に向けての実績は世界でもアジア、特に日本では多くの実績があり、治療法も確立されています。

胚細胞腫には6種類ほどの腫瘍型が含まれ、中には悪性のものもありますが、良性のジャーミノーマという種類でした。

脳外科の先生
脳外科の先生

今後の治療ですが、ジャーミノーマは放射線治療と化学療法の併用する治療法が確立されていますので、これ以上の追加手術は不要です。

まずは化学療法、次のステップとして放射線治療になります。

化学療法はCARE療法といって、3日間の点滴を3クールに分けて実施していきます。

入院が必要で、月曜日に入院し、翌日火曜日から木曜日まで点滴、翌日金曜日か土曜日に退院といった想定です。

副作用としては、治療開始3〜4週間前後で血小板の減少、4〜5週間前後で白血球の減少等に伴う免疫低下が起こります。また、個人差がありますが、消化管障害に伴う吐き気や嘔吐、下痢など、脱毛、薬物アレルギー等があります。

たくみご
たくみご

化学療法で腫瘍は小さくなるのでしょうか。

脳外科の先生
脳外科の先生

3クール分実施しますが、おそらく1クール目で腫瘍の大きさはかなり小さくなるものと想定しています。

脳外科の先生
脳外科の先生

次のステップは放射線治療です。放射線治療は全脳室に対して1日1回1.8Gy(グレー)を週に5日間、合計13日間で計24Gy(グレー)照射します。1日あたりの治療時間は数分なので、通院で対応可能ですが、希望があれば入院での対応も可能です。

たくみご
たくみご

細胞診の結果の精度はどのくらい高いのでしょうか。今回検査のために部分的にとってきただけなので、たまたま悪性腫瘍部分の細胞を採ってきていないだけで、実は悪性腫瘍が潜んでいる可能性もあるのでしょうか。

脳外科の先生
脳外科の先生

可能性は0ではありませんが、可能性としては非常に低いです。

検査のために、通常は6箇所分の細胞を採ってくる必要があるのですが、今回は7箇所分の細胞を採ってきており、その全ての検査結果が良性のジャーミノーマだったので、検査結果の精度はかなり高いと考えられます。

たくみご
たくみご

わかりました。最初の化学療法開始はいつ頃になりますか。

脳外科の先生
脳外科の先生

3.21開始でいかがでしょうか。

3.21入院、3.22から点滴開始、3.24点滴完了、副作用の症状の出方をみて、3.25または3.26退院の想定です。

たくみご
たくみご

はい、問題ありません。お願いします。

上記の流れで、退院日に次の入院予約まで済ませてきました。

なんとも想定外の流れ。

退院に妻も同席してもらっていて本当によかった。

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